年長さんの遊び
早いもので、3月19日の卒業式まであと1ヶ月程となりました。年長さんが巣立つということは園にとっては1番の喜びではありますが、寂しさを感じずにはいられません。
大人はそのような複雑な今日この頃ですが、年長の子ども達は残された園生活を精一杯楽しもうとしている様子が伺えます。
もみじさんは、「自分たちの町を作りたい！」と牛乳パックや空き箱を切って組み合わせて建物などをつくって、ジオラマのような緻密な町を作りあげています。博物館を作り、実際に飾ってある大きな恐竜の骨までこだわって作る等、友達と相談しながら、または手伝ってもらいながら、素敵な町ができあがりつつあります。
きく組さんも「自分たちの町を作りたい！」と、年長みんなで作ったハミングパルの時計台を本物さながらにしようと、操り人形を作ったり、町にある食べ物屋さん、お医者さん、バス、花屋さんなどのお店を作り、広いプール室を使ってお客さんを呼んで等身大の町を作りあげています。
どちらのクラスも、春から始まった「ハミングパルづくり」から広がってきた遊び。「やりたい」と興味を持った遊びを十分に楽しみ、友達、クラスの仲間と遊ぶ楽しさを感じながら、協力し合って遊びを展開し充実感を味わっている今日この頃です。
10日午後、年長児のみ集まってお釈迦様の「涅槃会」の集会をしました。
様子を画像に残そうと思い、集会の途中で静かに会場の遊戯室に入りました。静かに入ろうとはしましたが、どうしても戸を開閉する音はします。でも、皆が誰か来たことに気づいている筈なのですが、誰もこちらを向かず、絵図や園長先生から目を離すことなく園長先生のお話を聞いていました。素晴らしい成長の姿です。こんな姿を見せてくれる年長さんを、胸を張ってそれぞれの小学校へ送り出したいと思います！
